住まいの木材を食害する事で知られる白蟻(シロアリ)。実は黒っぽい羽アリのような見た目をした仲間も存在しているんです。知っているようで意外と知らないシロアリの生態や特徴、見分けるコツなどをお伝えします!
アリとシロアリの見分け方
ヤマトシロアリとイエシロアリの違い
シロアリを聞いたことがないという人はおそらく少数ですが、実物を見たことがある方はおそらく少数なのではないでしょうか? アリとは食性も生体も異なるため、アリ用の毒餌剤を置いてもシロアリ駆除には効果を発揮できないのです。
- 触覚はL字になっている
- 胴体にくびれがある
- 後ろの翅が小さい
- 触覚は数珠のように球体が連なっている
- 胴体は寸胴
- 前翅と後翅がほぼ同じ大きさ
シロアリの翅はとても取れやすいので、
もしもシロアリが住み着いている場合は家の周辺に大量の翅が散乱している可能性が高いです。
日本には22種のシロアリが生息していますが、そのうち住宅に害を及ぼすのは5種類ほど。 1つの巣にいるシロアリは数万〜数百万匹ほど 被害にしばらく気付かないケースも多い為、発見された際には深刻な状況になっている事も珍しくありません
被害の8〜9割を占める2種類のシロアリの見分け方について解説します。
- 浴槽や台所の床下など湿った木材を食害する
- 被害は比較的控えめ
- 羽アリは黒っぽい体色
- 兵アリは働きアリよりも大きめ
- 先端にハサミがあり頭部が細長く円筒状
- 活動範囲が広く地下道から家屋全体に広がる
- 食欲旺盛で被害か大きい
- 羽アリは褐色色
- 兵アリは働きアリよりも大きめ
- 先端にハサミがあり頭部がタマネギ型
あなたの家は大丈夫?
シロアリの被害に遭いやすいのはどんな住宅?
シロアリの主な栄養源は木材に含まれるセルロース。太陽光が当たらない暗所、風通しが悪くジメジメした湿度の高い床下。 特に沿岸部での被害が多く、温暖なエリアで被害が目立つ傾向にあります。
ヤマトシロアリは北海道の一部を除きほぼ全国で見られ、イエシロアリは関東から九州にかけて広く生息しています。日本の住宅を食害するシロアリのうち8〜9割を占めるのがヤマトシロアリです。
多湿な場所の湿った木材を好み、中でもマツ系が大好きで《クリ・サクラ・スギ・オニグルミ・ハコネウツギ》なども大好きです。家の中に侵入するために蟻道を掘ったり、巣を作る過程で断熱材や電気コード、プラスチックやゴム類も加害します。
自宅の周辺で羽アリや落ちた翅が周辺に散っているのを見つけたら危険信号!!!
近くに成熟した巣が可能性が高いという事になります。
木材住宅の天「シロアリ」の予防と駆除方法
自宅でも手軽にできる対策とは?
もしも、住宅にシロアリによる被害を見つけてしまったら専門業者に相談してみましょう。 シロアリの被害に遭わないために重要なのは何よりも予防。 それこそが、大切な住まいを守る第一歩です。
- 家屋周辺に廃材を置かない
- ウッドデッキなどの木材には薬剤を処理する
- 枯れたきは根ごと撤去する
シロアリの予防と発生初期の退治は、専用の薬剤で自分でも手軽に行うことが可能です。
主に薬剤処理する場所は床下・住宅の土台・バス・トイレ・洗面台・台所などの水回り付近、花壇や屋根裏など。
シロアリは腐敗の進んだ木材に発生しやすいので、木材防腐成分と防カビ成配合の薬剤がおすすめです!
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