愛犬や愛猫が痒がっていたり、謎の虫刺され痕を見つけた時はノミの仕業かもしれません!お部屋やペットをきれいにしていても、お散歩の際にノミも連れてきてしまうことがあります。刺されて痒いだけじゃないのがノミの厄介なところ…。気をつけるべきポイントをわかりやすくご説明します!
ペットや人間に寄生するのはなぜなのか?
主に人間に寄生するヒトノミは、現在国内ではほとんど見られなくなりました。 熱帯地域を中心に生息するイヌノミも日本では減少傾向にあり、近年の被害のほとんどはネコノミによるものになります。
被害報告の多いネコノミが寄生するのは猫だけじゃない!!!
猫の他、犬・イタチ・狸・ネズミ…そして人間にも寄生し吸血します!
そのため猫以外のペットを飼っている方や、ネズミが家に住み着いている場合は要注意です。→ネズミ駆除はこちら
ちなみにイヌノミも様々な哺乳類や鳥類に寄生します。ネコノミとは姿形が酷似している為、見分けるのは困難かもしれません。
◆ネコノミ・・・前頭部やや平べったい
◆イヌノミ・・・前頭部やや丸みを帯びている
ノミの成虫は生きていくために雌も雄も吸血が必要。ノミの吸血は20〜25分にも及び、その刺咬によって激しい痒みが伴い赤く腫れるなどの症状が出る事もありますが、人の場合、ノミの種類によってはペスト(ペスト菌)や発疹熱(リケッチア)などの感染症の病原体を媒介する事もあります。
ペットのお散歩は要注意!気を知けるべき3つのポイント
1 なるべく肌を露出しない
いくらノミのジャンプが凄くても成人した人間の場合、主に狙われるのは膝下。長ズボンを履くだけでリスクは大幅に軽減できます。暑い夏はサンダルで出掛けたくなりますが、スニーカーなどがおすすめです。
2 お出かけ前に虫除けスプレー
一般的に販売されている虫除けスプレーにノミも含まれているものが多くあります。ディートを有効成とする虫除け(殺虫剤)がおすすめです。
3 散歩帰り家に上がる前にチェック
室内にノミを侵入させないことが大切です。家に上がる前にペットの体をチェックしてあげましょう♪
ノミが繁殖・増殖しやすい条件とは?
ノミは飢餓状態でも1週間〜1ヶ月以上生き延びるケースもあります。 宿虫の犬や猫に寄生、1年以上生き延びる事も…成虫になってからの寿命が長いのでとても迷惑な害虫なのです。
ネコノミの場合、気温25℃の環境だと2〜3日で孵化し1〜2週間後には成虫になって産卵を繰り返し、気づいた時には大繁殖という事も珍しくありません。一生のうちの産卵数は約100個以上。好条件が揃った時のノミは大変恐ろしいのです。
ノミにとって過ごしやすい環境は温度20〜30℃、湿度70%以上です。日本の室内はノミにとって居心地の良い環境だと言えるでしょう。
ノミが潜む場所は?おすすめの駆除方法
1 ベットの上やソファー
犬や猫などのペットが寛ぐ場所にはノミの卵が落ちていたり、数日掃除をしていなければ幼虫がいたり。こまめな洗濯やスプレータイプの駆除剤がおすすめです
2 カーペットの上
カーペットの内部が特に見逃しがち。奥の方に潜む虫の退治に便利なのがエアゾールタイプです。成虫が発生する前に予防するのがおすすめです。
3 和室の畳の窪みや合わせ目
畳の内部には特殊注入針を注入することができるエアゾールの駆除剤が便利です。
大切なペットとくつろげる快適な空間を守るために、侵入と繁殖を防ぐ対策を取りましょう!
もし対処に困っていれば、こちらからご相談ください♪
詳しい駆除方法から予防策まで丁寧にお伝えします!